CAMROAD 新型カムロード
カムロードとは?
トヨタ自動車により開発されているキャンピングカー専用ベース車両「カムロード」。2021年、ついに新型モデルがそのベールを脱ぎました。先進安全機能や環境性能の向上など、数多くの点を大幅にアップグレード。Camper(キャンパー)とRoadability(走行性能)から名付けられたCAMROADは、キャブコンバージョン式キャンピングカーのベース車両としてトップシェアを誇ります。
VANTECH仕様とは?
VANTECH製キャンピングカーのベース車両として採用されているカムロードは、「Comfort with Safety:快適で安全」を達成する為にトヨタ自動車のメーカーオプションを厳正に選択して全車に標準で装備。また、ZiLシリーズ、CORDEシリーズのスタイリングに仕立てる為に、デザインコンセプトに相応しい外装オプションを装備しています。
5つの特徴
安全性能
キャンピングカーの旅を支えるセーフティー技術。キャンピングカーの旅では不慣れな道を走ることも多々あります。事故のリスクを低減させる先進安全機能でドライバーの運転をサポートします。
前方の歩行者や自動車を検知して警報ブザーとディスプレー表示で知らせする機能。ミリ波レーダーと単眼カメラで検出する方式を採用し、万が一ブレーキを踏めなかった場合は衝突回避または被害軽減をサポートします。
ウインカーを操作せずに車線を逸脱した場合に警告ランプと警告音でお知らせ。白線および黄線を認識します。
誤発進による事故を抑制する機能。搭載されるソナーセンサーは壁面ガラスまで検知します。踏み間違えを検知するとディスプレイ表示と警告音でドライバーに注意を喚起し、衝突回避をサポートします。
死角となる箇所の距離感を把握できるセンサーをフロント部分に装着。
LEDに変更となったヘッドランプは、ロービームとハイビームを自動で切り替えてくれるので最適な視界を保ち、安全走行をサポートします。
走行性能
車高が高く側面から受ける横風の影響を受け易いというキャンピングカーの特性に対応するため、カムロードのリアトレッド(左右のタイヤの距離)は元となるダイナより250mm拡大したワイドトレッドを採用しています。高速走行時やコーナリングの際の安定性を大幅に向上しています。高いねじり剛性は、キャンピングカーのタフな用途でも安定力を保ち、振動やノイズも軽減させます。また、リアサスペンションに枚数・長さ・取付位置が専用設計された「リーフサスペンション」を搭載することで、重心が高くなりがちなキャンピングカーでの走行でも乗り心地や、コーナリング性能も向上します。
電気供給
キャンピングカーは停車中でも多くの電気を必要とするため、室内設備用バッテリー(サブバッテリー)の走行充電が安定するようオルタネーターの発電量をアップ。旅先で迷わないためにカーナビ端子を追加するなど、キャンパーにとって不可欠な装備がしっかりと強化されています。
クリーンディーゼル
VANTECHが使用するベース車両はリヤワイドトレッドになっており、その全てはディーゼルエンジンになっています。このディーゼルエンジンは「平成28(ポスト・ポスト新長期)年排出ガス規制」に適合するターボチャージャー付きクリーンディーゼルエンジンで、燃費が向上。排気量を抑える一方、トルクフルな動力性能を実現。「AdBlue®︎」を採用することで排出ガスのクリーン化にも貢献します。
予防安全装置
VSC*1(車両安定制御システム)は、センサーが悪路などで車両の横滑りを感知し、各輪それぞれ独立してブレーキとエンジンの出力を制御することで、車両の安定性を確保します。
TRC*2(トラクションコントロール)は、悪路で発進・加速時に駆動輪の空転を抑えて、適切な駆動力を確保することで、加速中の直進性や車両安定性をサポートします。
タイヤのロックを防ぐABS*4に加えて、状態に応じて前後輪への適切な制動力配分を行うEBD*3(電子制動力配分制御)機能を搭載。後輪への荷重がわずかな状態でもバランスのとれた制動力を発揮します。
寒冷地仕様の車両には、ヘッドランプクリーナー*5を搭載。ヘッドランプに着いた汚れや雪などを除去することで、良好な視界を保ち、夜間や悪天候時にも前方の状況を確認できます。
*1. VSC:Vehicle Stability Control
*2. TRC:Traction Control
*3. EBD:Electronic Brake-force Distribution
*4. ABS:Anti-lock Brake System
*5. 2WD車にメーカーオプション。4WD車に標準装備。